２１年ぶりの館長交代です。７月１日付けで倉敷市の大原美術館の館長に就任する東京大学名誉教授の三浦篤さんが、６月２８日、就任会見を行いました。

三浦篤さんは、島根県大田市出身の６６歳で、２０２３年３月まで東京大学大学院の教授を務め、２０１５年から大原美術館理事に就いています。会見で三浦さんは、今後の美術館運営について抱負を語りました。

（大原美術館　三浦篤新館長）
「新しい事業を『発信』していくということと、外部のさまざまな美術館や研究者とコラボレーションして『交流』していく。そういう『発信』と『交流』という２つの要素でさらに活性化していきたい」

２８日朝、三浦さんは開館前の美術館を訪れ、職員約３０人を前に「よりよい美術館にするために全力を尽くしてほしい」とあいさつしました。三浦さんは７月１日付で館長に就任します。

また、２００２年から館長を務めてきた高階秀爾さんは、２０２４年に開設される大原芸術研究所の所長に就任する予定です。