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1300人以上が犠牲の「高松空襲」から78年…92歳女性の証言を新たに加え戦争の悲惨さ訴える【香川】

2023.06.26

1300人以上が犠牲の「高松空襲」から78年…92歳女性の証言を新たに加え戦争の悲惨さ訴える【香川】

1300人以上が犠牲となった高松空襲から、7月4日で78年です。空襲に関する写真や絵画などを集めた企画展が、高松市で開かれています。

焼夷弾から逃げ惑う人々が描かれた絵画。燃え上がる火の海は、空襲の凄惨さを物語ります。

高松市平和記念館で開かれている「高松空襲展」では、空襲後に撮影された写真や、当時の状況を鮮明に綴った手記など35点が展示されています。

1945年7月4日未明。アメリカ軍によって高松市に落とされた焼夷弾は市街地の約80%を焼き、1359人もの犠牲者を出しました。あれから78年。企画展は、戦争の悲惨さを訴え、平和を願う市民の心を後世に伝えようと、毎年、空襲の日に合わせて開かれています。

2023年は、当時14歳で空襲を経験した戸祭恭子さん(92)の証言が新たに加わりました。

(14歳で高松空襲を経験 戸祭恭子さん)
「はっと見るとお母さんは亡くなっている。今でも『生きていたらいくつになった』というのが思い出される」」

(高松市平和記念館 中條輝宗さん)
「(企画展では)当時の悲惨さ、逃げている様子などが、ありありと伝わってくる。平和のメッセージをたくさん展示しているので、見てもらえたら」

この企画展は、高松市平和記念館で7月5日まで開かれています。