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2023.06.26

客足回復に期待…取れたての魚が楽しめる児島湾沿岸の「四つ手網漁」 夏を前に大漁だったのは…【岡山】

小屋で漁をしながら新鮮な魚が味わえる「四つ手網漁」が岡山市東区で行われています。コロナ禍で落ち込んでいた利用客も回復しつつありますが、いま、季節外れの珍しいものがたくさんあがっています。

岡山市東区の児島湾沿岸に立ち並ぶいくつもの小屋。ここで行われているのが小屋の外に設置された巨大な網を使って魚をとる「四つ手網漁」です。7メートル四方の網を海の中に沈め集まった魚を一気に引き上げるものです。

(生本ひなの記者)
「このボタンを押して網を上げます。(網あげて)網いっぱいにアミエビがあがりました」

この時期は主にベイカが取れますが、2023年は秋が旬のはずのアミエビが大漁ということです。

(小屋を管理する 近藤清史さん)
「普通この時期にはアミエビは取れないが、今年は4月からいまでも変わらず取れる」

取った魚をすぐに小屋で調理して食べられるのも四つ手網漁の醍醐味の1つです。周辺にはこうした小屋が約20軒ありますが、コロナ禍の宴会自粛で閉鎖に追い込まれる小屋もあったそうです。

(地元の人は…)
「揚げたてが最高」
「取れたての新鮮さ、これが1番」

(生本ひなの記者)
「サクサクでおいしい。旨味がすごい」

(近藤清史さん)
「時季で取れる魚が変わる、夕日もきれいで取れた魚を自分たちで調理して食べるのも醍醐味の1つ」

家族や仲間たちと旬の魚を楽しむ岡山の風物詩。新型コロナの5類移行で地元では夏に向けてさらなる客足の回復に期待を寄せています。

※「四つ手網」は要事前予約 連絡先は九蟠漁協四つ手小屋のホームページに掲載