岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、新体操の男子団体で、北海道インターハイ出場を決めた井原高校です。

■強豪校、練習場所を失う

過去に数々の全国タイトルを獲得してきた井原高校。しかし２０２３年春、練習場所だった井原高校の南校地が閉鎖され、思うように練習ができない事態となりました。

井上正也キャプテン（３年）にとっては、小・中学生の頃所属した井原ジュニア新体操クラブ時代から慣れ親しんだ練習場です。「不安を感じる一方で、改めて、毎日使えていたことにありがたみを感じた」と井上キャプテンは話します。

■悔しさもにじませた県総体

５月２８日に行われた岡山県高校総体。そうした経緯もあって、団体演技の出来について井上キャプテンは、「ミスが目立った。人様に見せられるぐらいまでは上げられたが、メンバーのみんなは納得していない」と悔しさをにじませましたが、インターハイの切符をつかみました。

■“井原の新体操”を全国で

美しい新体操が井原高校の伝統。県総体を教訓に、中国大会やその先のインターハイでは、足先・手先まできれいな井原高校らしい演技を目指します。特に「演技後半でも動きが落ちないよう練習をしていきたい」と意気込んでいます。