OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
輸入小麦価格高騰で熱視線 香川県産小麦の収穫最盛期【香川・さぬき市】

2023.06.01

輸入小麦価格高騰で熱視線 香川県産小麦の収穫最盛期【香川・さぬき市】

香川県産の小麦が収穫の最盛期を迎えています。輸入小麦の価格が高騰する中、国産に注目が集まっていて、生産者などは期待を寄せています。

さぬき市の畑では、梅雨の雨を避けながら大型の農業機械を使って「はるみずき」という品種を収穫しています。輸入小麦の価格が高騰し、国産の生産者に追い風が吹く小麦栽培。県内で最も広く栽培されているうどん用の「さぬきの夢」の畑は約2500ヘクタールと、5年前の1.3倍になりました。そして県は「はるみずき」も戦略上重要な品種に位置付けています。

(前川裕喜記者)
「はるみずきを使ったパンをいただいてみます。もちもちしていて甘味もありおいしい。麺にも使えるということで汎用性の高い品種」

たんぱく質が多く強い弾力が特徴。栽培は3年目ですが畑は80ヘクタールに拡大しました。

(ファーム・寒川脇一社長)
「(はるみずきは)収量が取れるし作りやすかった。国産麦は自分で作って安心安全の麦だと思う。一生懸命食べてくれたら作り甲斐がある」

県は「さぬきの夢」も品種改良し味を改善させていて、4年後には新品種に切り替える予定です。「国産」が見直される中、商機をつかめるか。あの手この手の戦略が打ち出されています。