６月１日から電気料金が上がります。本格的な夏を前に、暑い日に不可欠なエアコンや冷蔵庫の節電術を家電のプロに聞きました。来月１日からの値上げで中国電力では標準的な家庭のモデルでひと月あたり１６６７円、四国電力では２１５５円負担が増えます。

（街の人は…）
「ちょっと苦しい。支払う時にちょっと節約しないとと思う」
「部屋の中消しまくり」
「今までつけっぱなしだったのも、気を付けて消そうかなと」

家庭での夏の電力消費の割合は、暑い日に欠かせないエアコン、そして冷蔵庫で半分を占めています。この２大家電の節電術を家電のプロに聞きました。

■エアコン節電術

（エディオン東川原店総合家電アドバイザー　高橋一智さん）
「設定温度を冷房だったら２８℃が目安。７～８％節約できる」

設定温度を２７℃から２８℃にすると、年間で約９４０円の節約になります。さらに…

（エディオン東川原店総合家電アドバイザー　高橋一智さん）
「サーキュレーターを一緒に使うことで空気を循環させるとひんやりとした効果がとれる。一緒に使うのがベスト」

空気を循環させるサーキュレーターを使うことで、２８℃の設定でも快適に過ごせるといいます。続いては、お手入れのポイントです。

（エディオン東川原店総合家電アドバイザー　高橋一智さん）
「こういったフィルターがついている。こちらにほこりがたまると電気代が余分にかかってくるのでこれを取り外し掃除機で吸ったり水洗いをして戻す」

使用頻度にもよりますが、月に１、２回清掃すると、約９９０円の節約に。節電で清潔になり、一石二鳥です。

■冷蔵庫

（エディオン東川原店総合家電アドバイザー　高橋一智さん）
「冷蔵庫内をできるだけパンパンに詰め込まないほうが節電効果はある。食材がたくさん入っていると冷気の抜けが悪くなるので余分に電気がかかる」

冷蔵庫の中を半分にすると、約１３６０円の節約になります。奥から出てくる冷気を妨げないように隙間を作るのがポイントです。

やってくる値上げの波と暑い夏。体調に気を付けつつ、できそうなことから始めてみてはいかがでしょうか。