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2023.01.30

高さ2m! 巨大木桶を後世へ… 将来は海外にも広めたい 蔵元の挑戦【香川・小豆島】

しょう油の産地、香川県の小豆島で、昔ながらの醸造に欠かせない木桶の文化を広める催しが行われました。

高さは、約2メートル、3600リットルのしょう油を仕込める大きな木桶が完成に近づいています。

催しには全国の醸造業者、約50社が参加し、新しい桶を作る工程が公開されました。

木桶には、発酵を促す微生物が住み着きやすく、その蔵元独自の味を支えていますが、費用に合わないとして、戦後、徐々に廃れました。

木桶復活の取り組みは、危機感を持った小豆島の蔵元が呼びかけ、11年前に始まり、こうした催しを通じて、木桶づくりの技術の共有を図っています。

(参加した人は…)
「今後50年間で、私の蔵の木桶は壊れて使えなくなる」
「(木桶は)年々味わいの変化が楽しめる」

(呼びかけたヤマロク醤油 山本康夫さん)
「各社の世代交代が始まって、若手が増えて、頑張っている。連帯感が強くなった」

主催した蔵元では、木桶の文化を後世に残し、将来は、海外にも広めたいと意気込んでいます。