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本州で唯一の自生地 絶滅危惧種「アッケシソウ」が開花 10月には紅葉も【岡山・浅口市】

2022.09.08

本州で唯一の自生地 絶滅危惧種「アッケシソウ」が開花 10月には紅葉も【岡山・浅口市】

浅口市の干拓地で、国の絶滅危惧種に指定されているアッケシソウの花が咲き始めました。

緑の茎に白く産毛のように見えるのが、アッケシソウの花です。環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に指定されていて、浅口市寄島町の干拓地は、本州で唯一の自生地として知られています。

花は肉眼でやっと確認できるほどの大きさで、これから1週間ほどで満開になるということです。

自生地には2022年2月に水路が設置されて海水が流れ込むようになり、アッケシソウが育ちやすい環境になったことから、2021年より生育エリアが広がりました。10月には茎が赤くなる「紅葉」が始まります。

(寄島町アッケシソウを守る会 藤沢福夫会長)
「いちばん咲いた時で1ミリぐらいで、ルーペで観察しないとなかなか花という感じはしない。山の紅葉もきれいだが、その前に海辺の紅葉もぜひ楽しんでもらいたい」

コロナ禍でアッケシソウ祭りは3年連続で中止となりましたが、10月15日から24日まで自生地が一般公開されます。