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日本で初めて古代中国の焼き物再現…「天神窯」70年 技術受け継ぐ子孫の作品展【岡山・倉敷市】

2022.09.08

日本で初めて古代中国の焼き物再現…「天神窯」70年 技術受け継ぐ子孫の作品展【岡山・倉敷市】

日本で初めて古代中国の焼き物の再現に成功した故・岡本欣三さんが倉敷市に天神窯を築いて70年になるのを記念した作品展が倉敷市のデパートで9月7日から始まりました。

天神窯は、陶芸家の故・岡本欣三さんが倉敷市に築きました。
天神窯1
岡本さんは、それまでは不可能と言われていた中国・南宋時代の焼き物で、カメの甲羅のような模様の「玳玻盞天目(たいひさんてんもく)」の再現に日本で初めて成功したことで知られています。
天神窯2
作品展は、天神窯ができて2021年で70年を迎えたのを記念して開催されたもので、岡本さんの息子で2代目の篤さんと、篤さんの妹の川上節子さん、そして、篤さんの息子の和敏さんの最新作、約120点が展示されています。
天神窯3
玳玻盞天目の技術を使った皿をはじめ、淡い色合いで焼き上げた花瓶や水差しなど清廉な作品の数々が見る人を惹きつけます。
天神窯4
(天神窯 岡本篤さん)
「何があっても揺るぎないよう、かすみを食べてでも仕事をするというような、そういう精神で続けてきたつもり。そういうものをやさしく会場で見てもらえれば」

天神窯3人展は、倉敷市の天満屋倉敷店で9月12日まで開かれています。