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2023.02.09

災害時に立体駐車場を開放! パチンコ店を一時避難場所に 警察の活動拠点にも【岡山】

豪雨や地震などの災害時に住民の一時避難場所としてパチンコ店の駐車場を活用する動きが進んでいます。

こうした動きを加速させようと、岡山県と岡山県警、岡山県遊技業協同組合が2月9日、協定を結びました。

締結式では、伊原木知事と、県警の檜垣本部長、県遊技業協同組合の千原理事長が協定書に署名しました。

協定では、災害時に、住民の一時避難場所や、警察などの活動拠点として、パチンコ店の駐車場を使えるようにするとしています。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「2018年の豪雨災害で思ったことが、いろいろな人が善意で、ここは提供しましょう、こういう協力をしましょうと言ってくれた。そういうやり取りにも時間がかかる。協定が結べていると、初動が早くなるので、本当にありがたい」

(岸下恵介アナウンサー)
「パチンコ店では、立体駐車場を備えている店舗が多くあります。このように頑丈な建物の中に数多くの車を止められるということで、災害時の一時避難場所として適しているということです」

県遊技業協同組合によりますと、県内に約110ある加盟店で、合わせて約3万8000台の車が止められるということです。

(2020年9月 熊本県)
「車がパチンコ店に入っていく」

熊本県では、2020年9月の台風10号の際に、パチンコ店が閉店時間を早めて、立体駐車場を無料開放しました。受け入れ可能だったのは約150台。当時、住民が途切れることなく、やってきたといいます。

(岡山県遊技業協同組合 千原行喜理事長)
「ある所では数百台規模で避難してきた。備えあれば憂いなし、我々の施設が近くにあって良かった、パチンコ店が近くにあって良かったと言われるような活動ができれば」

協定では、災害時、各自治体がそれぞれの店舗と協議して、店の中を活用するケースも想定しているということです。