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2022.06.17

5→4  “定数減”で選挙区はどうなる?政界の勢力図は?衆院選区割り変更【岡山】

衆議院の小選挙区の区割りについて、岡山県の定数を1人減らす改定案が、6月16日に示されました。自分が住む地域の選挙区はどうなるのか。政界の勢力図はどう変わるのかをまとめました。

今回の見直しは、25の都道府県で合わせて140選挙区に上り、過去最大の改定となりました。

1票の格差是正に向けた10増10減を踏まえた今回の見直しで、岡山県の定数は1人減って5人から4人になりました。

選挙区の区割りは、県内が4つの選挙区に分かれています。

新しい1区は、岡山市北区にこれまで3区だった赤磐市や備前市などを加えた5つの市と町に。2区は、北区以外の岡山市と玉野市、瀬戸内市がエリアです。

県内で最も広い選挙区となる3区は、津山市などの旧3区の区域に、5区だった新見市や井笠地域が加わります。

4区は、倉敷市全域と早島町の2つの市と町で構成されます。

また、岡山市と倉敷市、真庭市、吉備中央町で起きていた、同じ市区町でありながら選挙区が複数に分かれる分割状態はすべて解消されました。

今回の見直しで、選挙区が5区から3区に変わる真庭市の住民は。

(真庭市唯一の5区エリア 旧北房町地域の人は…)
「人口割りにしたのだからしょうがない。選挙区が広くなれば、 (自分たちの声が)薄くなってしまう」
「真庭市になって、北房だけが 3区ではなく5区だったのが一緒になる。流れ的には理解できるが、範囲が広過ぎる」
「地方を切り捨てるのか、地方でも強いところしか残らなくなる。辺ぴな所は まったくの切り捨てになってしまう」

一方で、自民党が独占している小選挙区の議席が1つ減ることになります。

焦点となりそうなのは、旧3区と5区が統合されるような形となった新しい3区で、旧3区からは平沼正二郎さん、5区では加藤勝信さんが選出、さらに3区では前回、平沼さんに敗れ、比例復活した阿部俊子さんがいて、今後の調整が注目されます。

(岸田文雄首相)
「勧告をただちに国会に報告すると共に、勧告に基づき、必要な法制上の措置を講じたい」

次の衆院選で反映される新しい区割り。自分が住む地域は何区になるのか、正しく理解して投票に臨むことが大切です。