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2022.04.27

「がん検診」受診者数回復せず コロナ禍前の6割程度 早期発見・治療への影響懸念【岡山】

2021年の1年間、岡山県内の市町村が行うがん検診を受診した人の数が、新型コロナの感染拡大前と比べて6割程度にとどまっていることがわかりました。

早期の発見・治療への影響も心配される現状を取材しました。

(岡山県健康づくり財団 健康づくり総合センター 加藤武彦保健部長)
「まだ完全に回復基調ではない」

岡山県健康づくり財団は県内の21の市町村から委託され、がん検診を行っています。財団によりますと、2021年の1年間で国が推奨する5つの部位のがん検診を受けた人の数は合わせて7万2800人余りと、11万3000人程だった2019年と比べて4万人以上少なくなっています。2020年と比べると9000人余り回復しましたが、感染拡大前の約65パーセントにとどまっています。

部位別の受診者数を見てみると、特に減少が目立つのが胃がんで、2019年の半分近くに減っていて、その他の部位でも30パーセント以上減っています。

(受診した人は・・)
「去年1年あいた。人が多いところに行くのが怖くて」

(岡山県健康づくり財団 健康づくり総合センター 加藤武彦保健部長)
「緊急事態宣言や『まん延防止』などが出ると検診がキャンセルになったり延期になったりした。いまはやめておこうと、そのまま受けるタイミングをのがした人も多いのでは」

このままの状態が続くと早期の発見、治療への影響が懸念されます。

(岡山県健康づくり財団 健康づくり総合センター 加藤武彦保健部長)
「早期で見つかれば薬で治ったり、手術も成功率が高いが、ステージが進行して見つかるとよくない結果になることもあるので、コロナだから1年延ばしても大丈夫ということにはならない。会場でのコロナ対策はできる限りしているので、そこを理解してもらい、不安がらずに受診してほしい」