備えの基本を押さえて防災力アップを目指す「備えのツボ」。全国で相次いでいる地震、ぐらっと来た時の行動のツボを押さえましょう。

（防災士　小林宏典記者）
「頭を守る、安否確認、火の始末、出口確保。地震の時の優先順位分かりますか」

「活用！地震の時間割」 １２月に入って立て続けに地震が起きています。鹿児島県の悪石島で震度５強、山梨と和歌山でも震度５弱を観測しました。和歌山の地震では、香川県でも震度４を観測し、地震に対する緊張感が高まっています。 「状況に応じた行動を」 地震発生から時間ごとにすべき行動は変化します。それをまとめたのが地震の時間割です。 まず、発生から２分間は命を守る時間帯です。机の下にもぐる、落下物から頭を守るなど慌てず身の安全の確保に努めましょう。

揺れが収まった後は、二次災害を防ぐ時間帯。２分から５分までは、火の元の確認や火の始末、出口の確保に努め、それ以後は家の被害や家族の安否を確認、必要に応じ避難の準備に移りましょう。 その際、次の地震への警戒も必要です。熊本地震では震度７の地震が立て続けに起き、被害が拡大しました。 そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。ぐらっと来たら地震の時間割をイメージ。優先順位を意識した冷静な行動が自分の命を守ることにつながります。