政府は、先ほど岡山県に発令している緊急事態宣言を９月１２日で解除し、まん延防止等重点措置に移行することを決めました。期間は９月３０日までです。

（菅義偉首相）
「緊急事態宣言について宮城県・岡山県は９月１２日をもって解除する。」

政府は、午後５時から開いた対策本部で緊急事態宣言を発令している２１の都道府県のうち、岡山県と宮城県は９月１２日で宣言を解除し、まん延防止等重点措置に移行することを決めました。

病床使用率などに改善の傾向が見られたためとしています。

（７０代主婦）
「また感染者が増えたり何回も繰り返しているので、東京と同じように３０日まで延長になれば良かった。」

（３０代会社員）
「ずっと宣言出しているわけにもいかないので、様子を見ながら解除に向かうという意味で、適宜緩めたり変えていくのは大切。」

措置の対象地域や県民への要請内容について、県は１０日に開く対策本部会議で決めますが、伊原木知事は岡山市と倉敷市は少なくとも対象とし、感染状況に応じて他の地域も対象とする方向で検討していることを明らかにしました。

対象地域の飲食店に対しては、営業時間の短縮や酒の提供停止が要請される見通しです。

（岡山県　伊原木隆太知事）
「まだまだ新規感染者の状況は厳しい。厳しいまん延防止等重点措置になるだろう。あまり大きく変わることはない。」

また、伊原木知事は県内の感染状況の判断について、最も厳しいステージ４に変わりないという認識を示しました。

また、政府は、香川県に適用しているまん延防止措置も９月３０日まで延長することを決めました。