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貴重!動くのは全国でも2両のみ…旧国鉄車両「復活」へ 水島臨鉄がCF始める【岡山・倉敷市】

2021.08.16

貴重!動くのは全国でも2両のみ…旧国鉄車両「復活」へ 水島臨鉄がCF始める【岡山・倉敷市】

61年前に製造され旧国鉄時代に使われていた車両を復活させようと、倉敷市の水島臨海鉄道が16日からクラウドファンディングを始めました。

赤とクリーム色でデザインされた旅客車両。1960年に製造された「キハ205」と呼ばれる気動車です。

国鉄時代に四国で活躍したあと1988年水島臨海鉄道が購入、倉敷市内を走りましたが4年前老朽化のため引退しました。

旧国鉄時代の面影を残すこの車両、動かすことが可能なのは全国でも2両しかないという貴重なもので、鉄道ファンから復活を望む声が多く寄せられていました。

そこで車両を保有する水島臨海鉄道では、「国鉄水島計画」と銘打って「キハ205」を復活させるためのクラウドファンディングを始めました。

16日から10月14日までの60日間の期間中、1口3000円以上で1300万円を目標に資金を集め、エンジンのメンテナンスや塗装をし直すことにしています。

(水島臨海鉄道 中田一宏取締役管理部長)
「この車両を復活させて多くの皆さんにもう一度昔の車両を体験してもらいたいと思うので、皆様の協力をよろしくお願いします。」

水島臨海鉄道では、所有する他の旧国鉄時代の車両も当時のカラーに塗装し直し、「キハ205」と連結して旧国鉄ドリーム編成を実現して、早ければ2022年の鉄道の日のイベントなどで動く姿を見せたいとしています。