2024.06.24
クラブン・伊澤正信(ジョージ伊澤)社長『“社員の幸せ”なくして“企業の発展”はない』
オフィス文具・事務用品のサプライヤーであり、大型文具店「うさぎや」も展開している「クラブン株式会社」の 伊澤社長です。
伊澤社長の転機は1995年。オフィス文具・事務用品の供給から、新たな展開、大型文具店「うさぎや」を開店した、コネクター伊澤さんは今…
「BIGよりGOOD」1日何人のファンを作れるか
「事業を拡大させていこうと思ったら、何か新たに考えている策もあるんじゃないですか。」
(クラブン 伊澤正信社長)
「最近、ずっと社員にいっているのは『BIGよりGOOD』。営業マンにも何ぼ売れとか、これを売れとかではなくて、あなたのファン、クラブンのファンを作ることやと。今日1日、何人のファンを作ったかと。『うさぎや』も初めて来る人もいらっしゃいますよ。『ああ、やっぱり「うさぎや」来たけど、初めて来たけど、やっぱり良い店やな』と。『文房具買うなら「うさぎや」やな』と、そういうファンを作る。毎日毎日売上を作るとか、利益を作るではなくて、“ファン”を作る活動を毎日するんやと。」
“社員の幸せ”なくして“企業の発展”はない
(篠田吉央アナウンサー)
「このファン作りの先、これをどうコネクトさせていくか。思い描く未来というのはありますか。」
(クラブン 伊澤正信社長)
「大原孫三郎さんが『社員の幸せなくして企業の発展はない(従業員の幸福なくして事業の繁栄はなし)』と。ごく普通の言葉のように聞こえるけれども、よくよく社長としてね、その言葉を何回も問い直してみると、『社員の幸せなくして企業の発展はない』というのは、非常に重たい言葉だなと思って自分に言い聞かせてる。それで、社員がそのような会社に思ってくれるように、『この会社に来て良かった』とそういう会社にしたいね。」
良いことはお陰様。悪いことは身から出た錆。
(篠田吉央アナウンサー)
「そうすると、逆に社員の方からアイデアが出てきたり、新しい動きが生まれてきたりするわけですかね。」
(クラブン 伊澤正信社長)
「僕はちゃぷちゃぷと言うだけで、いろいろ具体的に考えてくれるのはみんな社員。“お蔭様”よ。」
(篠田吉央アナウンサー)
「その社員の“お蔭”というのを作り出すために、何か取り組まれていることはあるんですか。」
(クラブン 伊澤正信社長)
「いやいや。それは『そういう心掛けを常に持つ』ということでしょう。僕が34年前に社長になった時にね。社長就任パーティーで言った言葉で、『良いことはお陰様。悪いことは身から出た錆。そういうつもりで、これから社長業をやっていきます』と言って、みんなの前で300人の前で宣誓したんですからね。」
(篠田吉央アナウンサー)
「その思いが社員に浸透して、さらに強いチームというのが出来上がっていくんでしょうね。」
(クラブン 伊澤正信社長)
「そうやね。」