瀬戸内海に面した笠岡市東部の道路沿いに、6月19日、かき氷専門店【杜々（もりもり）堂】がオープンしました。たくさんの幟が立っているので遠くからでも一目で分かります。




こちらのかき氷の特長は何と言っても、珍しい「天然氷」を使っていること。山梨県の製氷業「蔵元八義（やつよし）」で作られた氷で、屋外の人工池に南アルプス・八ヶ岳の天然水を注ぎ、冬の間に自然の寒さだけでじっくりと凍らせたものだそうです。氷をカットして取り出す作業は様々な気象条件が整った日にしか行うことができないため、とても貴重なのだとか。




氷のブロックは表面と内部で硬さが違うため、削る際に刃の出し方をミリ単位で調整しているそうです。そして、天然氷の食感をダイレクトに味わってもらうため、手で押さえて形を整えることはしないそうです。したがって、出来上がりの商品は一つ一つの形が異なることも。「SNS映えはしませんが（笑）、食感と味を最優先しています」とお店の方。




そんな天然氷はとても柔らかく滑らかで、口に含んだ瞬間にフワーッと溶けます。「抹茶あずき（900円）」は本格的な宇治抹茶を使ったシロップで、甘さの中にほろ苦さが感じられる大人のかき氷。作る段階で宇治抹茶シロップと練乳を４回かけているため、最後の最後までしっかりと濃い味で食べられます。





変わり種の「ティラミス（800円）」はコーヒーソースをスプレーで吹き付け、ココアパウダーをまぶします。このかき氷に合うのはマスカルポーネチーズが入った練乳。ティラミスとの相性は抜群です。砕いたクッキーが食感のアクセントになっていますよ♪




数量限定の「生オレンジ（900円）」は、甘いオレンジと酸味のあるオレンジを混ぜてシロップを作っています。常に旬のフルーツを仕入れているそうで、取材でお邪魔した日はピンクグレープフルーツが入っていました。彩りが鮮やかですね！




このかき氷に合うのはヨーグルト入りの練乳。練乳はシンプルなものとマスカルポーネ入り、ヨーグルト入りを選べるのが良いですよね。いずれも無料です。またどのかき氷も+100円でフロマージュをトッピングできます。




「少し多いかな」という方やお子さんにオススメの、「小盛（３分の２くらいのサイズ）」もあります。また器を載せているのはトレーではなく、こちらもお皿なので、「こぼれたトッピングも食べられます」とのこと。





桃の季節が到来し、1日20食限定で新商品の販売も始まりました。今後はマスカットやマンゴーのかき氷も検討しているそうです。




週末は売り切れることもあるそうですので、どうしても食べたい方はお早めに！駐車場はお店の東側100ｍほど離れた場所にあります。







【杜々堂】
■笠岡市大島中
■午前11時～午後７時
■夏季のみ営業
■不定休（7月は月・火休み）