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ビズワン!「ミライビト」10月24日放送

2020.10.24

ビズワン!「ミライビト」10月24日放送

エリアで輝くビジネスパーソンの考え方や働きぶりに迫る「ミライビト」のコーナー。
曲を作ったアーティストと、使う人とをつなぐ岡山市の会社の設立者が今回のミライビトです。
在宅時間が伸びて音楽に触れる機会も増える今、その人が聞いているのはミライの足音でした。

活躍の場増やす「音の総合商社」

(ダンサー登場)
「これから、スコーピオンというダンスの技を披露したいと思います」

まるで何かに引き上げられるように起き上がったり。こちらの動画では、離れたボールの上に置かれたペットボトルにサッカーボールが命中です。
スポーツメーカーのミズノがリリースしたスゴ技紹介アプリ、「yabme」です。訪れたのは、このアプリに携わった岡山市北区のオーディオストックです。

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 (篠田キャスター入る)
「OHKの篠田です、よろしくお願いします」

今回のミライビト、西尾周一郎社長です。

(オーディオストック 西尾周一郎社長)
「(篠田キャスター)このアプリにどのように関わっているんですか?」「(西尾社長)楽曲や効果音を提供しています」

今回のアプリで担当したのは、開発そのものではなくBGMや効果音の提供です。音を作る人と使いたい人とをつなぐ会社で、単品購入、または定額制の使い放題で、企業や店、個人などに音を提供するサービスが事業の柱。いわば「音の総合商社」です。
サービスでは、著作権関係の手続きは必要なく、60万を超える音源を簡単に使える手軽さが大きな強みです。

(篠田キャスター)
「社長の生い立ちを説明するシーンのBGMを私がここで検索してみます…『生い立ち』と入力すると……非常に具体的な選択肢が出てくるんですね。聞き比べできるので手軽にできます。ディレクターが良いならこれにしようか」

「元バンドマン」だからこそできる貢献

1024ビズワン

西尾社長は、小さい頃から大の音楽好き。学生時代にはバンド活動に明け暮れ、一時は本気で音楽の道を志していたそうです。
会社の始まりは2006年、岡山大学在学中に作った音楽のコンテストサイトでした。このサイトでは人気ゲームのBGMなどをアマチュアから募り、多くの良質な音楽が集まりました。

これらが埋もれる前に社会とつなぐことが、音楽とともに育った自分にできる貢献だと感じたのです。動画投稿サイトの代表格「ユーチューブ」、その日本版が登場する1年前のことでした。

(西尾社長)
「実際に楽曲を提供してCDが売れても作曲家の印税は数パーセントだったり、作曲家やミュージシャンにお金が入りづらい業界構造もありつつ、その辺り音楽家を応援したいというのが一番強い思いとしてある」

コロナ禍で変わる 音楽配信のニーズ

日々、放送される様々な番組でも効果音やBGMは演出に欠かせません。その音の力を借りるサービスは、店のBGMや番組制作の現場など様々な場面で使われていますが、最近はある変化が出ているそうです。

(西尾社長)
「動画(利用)が増えていますので、仕事は増えてくるかなという部分はあると思います。人が集まらなくなった中で、動画で発信する方が増えていますので」

背景にあるのは新型コロナウイルスです。結婚式や株主総会の中止・縮小が相次ぎ、会場で流す音楽の売上が激減しました。

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(ゲーム配信動画)
「違う違う違う違う…(銃声)」     

その穴を埋めるように今、急成長しているのがゲームなどの動画配信市場です。

(ゲーム配信動画)
「いや~これきついなぁ~」          

在宅時間が伸び、自宅で動画を楽しむ人や動画作りを始める人が増えていることが、大きな理由だと言います。
西尾社長はそのチャンスを素早く察知。動画配信時の音源を自由に使えるようプロゲーミングチームとスポンサー契約を結び、音の可能性を広げようとしています。

(西尾社長)
「(音源を)使うとなったら難しかったり、権利処理が分からないと不安に思う方もいらっしゃるので、いかに簡単にお使い頂けるかというのを、もっともっと世の中に提供していきたいですし、あらゆることがオンライン化、動画化されていくと言われていますので、弊社としてはビジネスチャンスもあるのかなと思っています」

チャンスを探る西尾さんの姿はこの日、岡山城にありました。案内してくれたのは、古い門の前です。

(西尾社長)
「(篠田キャスター)こちらは?」「こちらがフィールドレコーディング用の機材になりまして…」

取り出した機材で録音しているのは、この場所一帯の自然の音です。日本各地の音を地域活性化に生かす「サウンズオブジャパン」という取り組みです。元々は、こうした音を各地の観光促進などに使ってもらおうと始めた取り組みですが…

(西尾社長 岡山城で)
「自然音には人をリラックスさせる効果があるという研究結果も出ているらしく、1人の寂しい気持ちを、自然音を流すことで紛らわせたり、リラックスできる効果はあると思うので、コロナ後はそういった需要も増えているのかなと思います」

音の可能性、そして音を生み出す人が活躍する場、その両方を増やすためにチャンスを探る。年間1000万円稼ぐクリエイターをオーディオストックから近い内に輩出する目標も掲げています。

1024ビズワン

(オーディオストック 西尾周一郎社長)
「聞き流しているような音でも凄く心癒やされたりとか楽しんだりできる価値はあると思いますので、その音の力を最大化していきたいといつも思っています。音楽を使う人と作る人、双方をハッピーにできるよう頑張っていきたいなと思っています」

コロナ禍で存在感を増す音楽サービス。常にその最前線にいるミライビトは、きょうもミライの足音を聞いています。


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