■『東大とグリーンカレー』
水川早苗は、最愛の夫・幸太を病気で亡くした後、女手ひとつで2人の息子を育てている。ある日、長男の三者面談で「欠席が多く、志望する大学合格は厳しい」と担任から告げられてしまう。早苗は知らなかった。母を失望させた自分自身にいら立ちを募らせた長男は家の壁を殴り、穴を開けてしまう。自分が息子たちを守ると誓ったのに…と打ちのめされる早苗。険悪な水川家だが、長男が母に宛てた1通の手紙によって大きく変わろうとしていた―。

■『おかんのために』
前原真弓は、原因不明の病を抱えながら甲子園での優勝を夢見る息子を支えるシングルマザー。息子は、念願かなって、高校野球の強豪校・大阪桐蔭高等学校への進学が決定。しかしその矢先、原因不明の病が見つかる。医師からは「命のために野球は諦めて」と言われてしまう。子供の夢を応援すると決意した真弓の心は揺れ動き…。

■『夢をかなえる手帳』須藤美鈴は事務員とヨガインストラクターのダブルワークで、幼い息子と接する時間もなかなかとれないほど多忙なシングルマザー。ある日、息子が「僕なんて生まれてこなければ良かった」と漏らす。涙する息子の姿に、美鈴も我慢していた思いがあふれてしまう。ふと、学生時代に夢や目標を書いていた“手帳”を、もう一度始めてみることに。すると“手帳”に書いた小さな目標を達成し、毎日が少しずつ変わり始め―。