2024.10.07
倉敷アブレイズ・ 鈴木秀生監督『2018年自社資金 体育館建設』
今回は女子バレーボールチーム『倉敷アブレイズ』の鈴木監督です。
倉敷アブレイズは岡山県倉敷市を拠点に、2023-24シーズンからV.LEAGUEへ参戦。初参戦ながらV3リーグで優勝しました。
転機の年…2018年子供たちにプロの世界を…企業の経営者が自社資金で体育館建設
(篠田吉央アナウンサー)
「それでは転機となった年を教えてください。」
(倉敷アブレイズ 鈴木秀生監督)
「2018年、自社資金による体育館の建設です。」
2018年は、西日本豪雨でエリア各地が被災した年。岡山には東アジア最大の天体望遠鏡が完成しました。
(篠田吉央アナウンサー)
「鈴木さんは企業の経営者でありながら、バレーボールチームの監督もされているわけですよね。どうして、このスポーツの分野にまで進出しようと思われたんですか。」
(倉敷アブレイズ 鈴木秀生監督)
「この岡山県内、倉敷市内の子供たちに狭き門ではありますが、上のカテゴリー、プロの世界で、このバレーボールというスポーツを頑張っていただきたいそう思ったんですけども、まずプレーをするために必要なのが『体育館』ですので、まずはそれを先に建設をさせていただきました。
実はチームを結成する前に、体育館を建てましたので、初めは選手は0。募集をかけても1人。そういうところの状態だったんですよ。その後、自社の、自分たちのチームの専用の練習場があるということで、ちょっとずつ選手たちが集まってきていただけましたので、本当にありがたく思っています。」
昨シーズンV3リーグに初参戦ながら優勝!
(篠田吉央アナウンサー)
「そういったところからのスタートで、プロチームとして認定を受け、さらには昨シーズン、V3リーグで優勝という実績も果たされました。いかがですか。」
(倉敷アブレイズ 鈴木秀生監督)
「私自身もびっくりというところはありますが、本当に選手たちが一生懸命頑張った。そして地域の方々にものすごく応援をしていただきましたので、本当にうれしかったです。」
選手のセカンドキャリアまで考える
「選手のその後ということも、かなり考えられていらっしゃるんですよね。」
(倉敷アブレイズ 鈴木秀生監督)
「選手たちの“セカンドキャリア”をものすごく重点的に我々チームは考えております。このバレーボールのプレーヤーを引退した時に、どういった仕事に就きたいかを1人1人ヒアリングしまして、極力そのお仕事に似たようなお仕事に就いてもらうように、弊社の社員として、我々に協力をしていただいている企業様の下へ出向という形で、日々お仕事を学ばせていただいております。その学んだ仕事のスキルが引退した後でも、そのお仕事に就けたりとか、もしくはその会社で直接雇用をしていただけるとか、いろいろなパターンが増えていきますので、非常にありがたく思っています。」