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災害情報を地域全体で共有 LINE使った防災訓練【岡山・倉敷市】

2020.06.03

災害情報を地域全体で共有 LINE使った防災訓練【岡山・倉敷市】

災害時に迅速な被災状況の把握につなげようという取り組みです。西日本豪雨の被災地、倉敷市真備町で6月2日、SNSを使った防災訓練が行われました。

住民が向き合っているのは無料通信アプリ、LINEの画面です。

訓練は大雨による水害を想定し、LINEの専用アカウントに登録した住民が、被災した場所の写真や位置情報を送り合い、情報を共有しました。

(報告 新田俊介記者)
「例えば私の目の前が浸水しているとすると、このように写真を撮ります。そして、登録すれば完了です」

情報は自動的に地図に落とし込まれ、どこで何が起きているかリアルタイムで把握することができます。

(参加者)
「リアルな情報をもとに動くことができる」

このシステムは大手IT企業や国の研究機関でつくる「AI防災協議会」が開発したもので、高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所が訓練で試験的に活用しました。2日は午後0時半から1時間で276件の情報が寄せられ、河川事務所や倉敷市が対応を協議する訓練も合わせて行われました。河川事務所は広く取り組みを周知し、本格導入に向けた可能性を探りたいとしています。