2026.04.16
自然災害「警戒レベル」5段階をわかりやすく!5月から運用の「防災気象情報」とは?光岡気象予報士が解説
気象庁は4月14日、新たな防災気象情報の運用を5月29日(金)に開始すると発表しました。情報名称に警戒レベルの数字をつけて発表することで、市町村などが発令する避難情報や住民が取るべき避難行動との対応を分かりやすくするものです。この運用が始まる前日の28日(木)午後1時ごろから新情報が順次発表され、気象警報等として利用ができるようになります。
「OHKライブニュース」月曜から金曜までの天気コーナーを担当する気象予報士の光岡香洋さんが解説します。(聞き手:OHK・佐藤理子アナウンサー)
(光岡香洋気象予報士)
「5月(28日)から防災気象情報が変わります。
まず、現在の警戒レベルです。警戒レベルは5段階に分かれています。数字が大きいほどレベルが高くなり、災害の危険度も高くなっています。そして、(その警戒レベルに応じた)住民の方の取るべき行動となっています。
警戒レベル5ですと、災害が起こっている可能性がありますので、直ちに命を守る行動です。そして警戒レベル4「避難指示」。これが出ましたら、危険な場所にいる方は必ず避難する指標となっています。レベル4が出た段階では避難しているか、避難の準備を終えている状況です。
2026年4月現在の警戒レベル
ただ、(26年4月)現在は少しわかりづらくなっています。例えで見ていきたいと思います。
警戒レベル4相当の名称は。河川に関しては「氾濫危険情報」、土砂災害に関しては「土砂災害警戒情報」、高潮に関しては「高潮特別警報」や「高潮警報」となっています。すべて名称が異なっているんですね」
2026年4月現在の「警戒レベル4」相当
Q:特別警報に、警戒情報。どれがどうレベル4なのかって聞いて、パッと思い浮かばないですよね。
「そういう人が多いために、5月からこのように変わっていきます。まず、名称が統一されます。縦横の関係がスッキリしましたよね」
・・・そうですね。だいぶ見やすくなりましたね。
「そして、新たに注意報・警報で増えるものがあります。聞き馴染みがないかもしれませんが、河川氾濫で「氾濫注意報」や「氾濫警報」です。そして大雨注意報や警報は細分化されて「土砂災害注意報」や「土砂災害警報」などとなります。大雨に関しては、低い土地の浸水や中小河川の降水が目安となっています」
Q:この大雨警報などがもっと細分化されて、より分かりやすくなったのが「河川氾濫」や「土砂災害」っていうことですよね。
「はい、その通りです。そして、警戒レベル4に注目してください。こちらは新たに「危険警報」という名前に変わりました。「氾濫危険警報」や「土砂災害危険警報」です。このレベル4が出た場合は、危険な場所から全員必ず避難、または地方自治体から発令される避難指示の情報をいつでも受け取れるようにしてください」
Q:この「危険警報」というのは市町村で出てくるんですよね?
「そうです。河川の氾濫を除き、すべて市町村ごとに発表されています。したがって、市町村の中でも危ない地域が異なる場合が非常に多いです。そのため、今お住まいの場所にどのような危険の恐れがあるかというのを、ハザードマップなどで事前に確認するのも良さそうです」
・・・あくまでも判断基準の一つと覚えておくのがいいですよね。
※OHK岡山放送<岡山・香川エリア>で2026年4月15日に放送
新たな防災気象情報
