
2025.04.11
【瀬戸内旬紀行】今が旬「カワハギ」「イイダコ」の見分け方と料理法を鮮魚店のプロが紹介!【岡山・香川】
OHKで月曜から金曜午後3時50分から岡山・香川エリアで放送中の情報番組「なんしょん?」のコーナー「瀬戸内旬紀行」。
岡山市中央卸売市場の市場関係者で構成される岡山県お魚普及協会の協力で瀬戸内などの新鮮な魚介のおいしい食べ方などを紹介しています。今回も協会理事で原田屋鮮魚店の原田徹美会長に、「カワハギ」と「イイダコ」に話を聞きました。
その独特な見た目と美味しさで知られているカワハギ。ザラザラの厚い皮膚に覆われ、体はひし形で平べったい形をしていて、頭にはツノが付いているところから「ツノギ」とも呼ばれています。目が張って、ユーモラスな表情が特徴的ですが、実は「フグ」の仲間。高級魚でありながら、口元が「おちょぼ口」となっているのが愛らしいところ。
カワハギは、冬の寒さに耐え、春の産卵に向けて脂肪を蓄えるため、1月~4月が最も美味しい時期とされています。
特に、寒い冬にたくさん脂肪をつけた「肝」は濃厚で美味しく、醤油やポン酢につけて食べるのがおすすめです。
新鮮なカワハギの肝は臭みもなく、しっかりと脂が乗っています。原田会長によると、カワハギのおすすめの食べ方は「刺身」。
新鮮な素材を刺身でいただくと、コリコリとした食感と淡泊ながらも脂の乗った味わいが楽しめるといいます。
カワハギを選ぶ際に重要なのは、「目の美しさ」と「表面の光沢」。目が黒々としてツヤがあるものが美味しいと原田会長は話します。
カワハギの名前の由来は、さばく際、最初に皮をはぐことからきたといわれています。
調理の際には、まず角を落として皮をはぐ作業が必要ですが、ベテランの原田会長の手にかかるとシュッ、シュッ、シュッと簡単にむけてしまいます。
さらに薄皮をはぐ作業が続きますが、こちらの作業もコツが必要です。
カワハギは高級魚で、身はフグと同じように淡泊で脂が乗ってなめらか。コリコリとした食感とぷりぷりとした味わいが楽しめます。
カワハギの刺身を試食した「なんしょん?」番組MCのOHK・藤本紅美アナウンサーも「かむごとにかみ応えがあり、しっかりと味が出てくる」と感想を述べていました。
続いて紹介したのはイイダコ。イイダコは昔から日本で愛されている小型のタコで、特にメスは産卵期に胴の中にコメのような卵をたくさん持つことから「飯」「イイ」の名前が付き、「イイダコ」という名前になったといわれています。
動いているイイダコは鮮度が良く、生きているためその動きが特徴的。メスは胴の中に1匹につき200~500ほどの卵を持ち、その食感はまるでもち米を食べているかのようにプチプチとした食感で、2月頃がちょうど卵がいっぱい詰まってくるといわれます。
香川沖で獲れたイイダコが用意されたスタジオ。ここで原田会長は、おすすめの食べ方は「煮付け」と紹介しました。
生きているイイダコを煮付けにして食べると、卵のプチプチとした食感と、外側のツルンとした食感の違いが楽しめます。味付けのコツは、しょうゆとみりんと砂糖を入れて、お好みでバランスを変えると良いそうです。
原田会長によると、イイダコを選ぶ際には、できれば「生きているもの」「ぬめりが多いもの」を選ぶと良いとのこと。カワハギ、イイダコとともに、旬の季節にしっかり味わってもらいたいと話していました。
鮮度の良いものを見分けるポイントを押さえて、美味しい魚の味を楽しんでください。
岡山市中央卸売市場の市場関係者で構成される岡山県お魚普及協会の協力で瀬戸内などの新鮮な魚介のおいしい食べ方などを紹介しています。今回も協会理事で原田屋鮮魚店の原田徹美会長に、「カワハギ」と「イイダコ」に話を聞きました。










続いて紹介したのはイイダコ。イイダコは昔から日本で愛されている小型のタコで、特にメスは産卵期に胴の中にコメのような卵をたくさん持つことから「飯」「イイ」の名前が付き、「イイダコ」という名前になったといわれています。




