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岡山市の大学近くで30年以上愛された「海老カツレツ」…洋食店「ルーアン」31日で閉店【岡山】

2025.03.31

岡山市の大学近くで30年以上愛された「海老カツレツ」…洋食店「ルーアン」31日で閉店【岡山】

岡山市の岡山大学、岡山商科大学近くで30年以上愛された洋食店「ルーアン」が、3月31日を最後にのれんを下ろすことになりました。最終日も多くの客が訪れ、閉店を惜しむ声が上がっていました。

岡山市北区津島笹が瀬にある「ルーアン」は岡山大学近くの、岡山市北区津島南で1991年頃から営業を始めた洋食店です。店主の島田照男さん(64)が別の飲食店で働いていた経験をヒントに開発した看板メニュー「海老カツレツ」など、洋食メニューが地域の人たちなどに親しまれてきました。

岡山商科大学近くの岡山市北区津島笹が瀬に移転後も、長年、営業を続けていましたが、島田さんが岡山市を離れることになり、閉店することが決まったものです。インターネット上で閉店の情報が流れ始め、店には連日、行列ができるようになりました。

営業最終日の3月31日は「海老カツレツ」、「メンチカツレツ」、「ポークカツレツ」の3つのメニューに絞って、営業しています。午前11時ごろには店の外に、約50人の列ができていました。

「病気で店に来られない友人のためにテイクアウトを買いに来た」という岡山市北区の女性は、開店2時間前から列に加わり、「閉店は残念。この味は並んでも食べたい味」と閉店を惜しんでいました。

また、店の近所に住む女性は「津島モール(岡山大学近くの商業施設)内に店があったころ、テイクアウトを買ってきて家族で食べた思い出がある。閉店を知ってすごくびっくりした。かなり残念。」と話しています。

島田さんによりますと、最近になって、かつて店でアルバイトをしていた人や県外に転勤していた客も閉店を知り、店を訪れているということです。

取材に対し島田さんは、「今までありがとうございます。感謝しかありません。」とコメントしています。