高松市鶴屋町のことでん片原町駅にあるスーパーマーケット、マルヨシセンター片原町店がきょう（３月３１日）で閉店します。この場所には１９６４年からスーパーマーケットがあり、６０年以上、駅の利用客や近隣住民らに親しまれてきました。

マルヨシセンター（高松市）によりますと、建物の契約期間の満了と老朽化で閉店することになったということです。かつてこの場所には旧高松琴平電気鉄道の関連会社、琴電商事のスーパーマーケット「コトデンスーパー」がありました。

旧琴電の資料によりますと、建物の面積は駅舎を含めて、約８２０平方メートル、鉄筋一部２階建てで、１９６４年３月２０日にオープンしました。開業当時は四国では珍しい本格的なスーパーマーケットだったということです。

旧琴電の経営破綻後、閉店に追い込まれましたが、その後、高松市のスーパーチェーン、マルヨシセンターが店を引き継ぎ、現在まで営業を続けていました。

店は３１日午後７時閉店で、マルヨシセンターによりますと、梅谷芳範店長が買い物客らにあいさつをして、コトデンスーパー以来、約６０年の歴史に幕をおろすことにしています。

建物を所有することでんによりますと、跡地の今後については決まっていないということです。