２０５０年までに温室効果ガスの排出ゼロを目指す取り組みです。岡山市のガス事業者が岡山県内では初めて、ある工夫をしたＬＰガスの販売を始めました。

販売を始めたのは岡山市の高山産業です。２月から市内の和菓子メーカーや介護施設など３つの事業所へ供給を始め、３月６日、販売証明書を手渡しました。

このＬＰガスは、通常のガス料金に加え、森林保全など二酸化炭素を削減する活動費用を上乗せして販売します。これはカーボンクレジットという仕組みで、ガスの燃焼で発生する二酸化炭素を差し引いて実質の排出ゼロを目指します。

（高山産業　高山晃一副社長）
「なかなか脱炭素への取り組みは進んでいないと思うが、できる会社ができることをやっていかないと前進しないと思う」

この取り組みは県内初で、高山産業では今後、販売量を増やしたいとしています。