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2025.02.27

視覚障害者が暮らしやすい黄色い道に…点字ブロック発祥の地・岡山で改修を提言した中学生の安全への思い

岡山市が世界発祥の地「点字ブロック」。市内の中学生の提言を受け、壊れた点字ブロックが岡山市によって修理されました。誰もが安心して歩けるまちへ。若い力が動かしました。

(岡山市の説明)
「現在補修が完了している箇所は29カ所、補修ができていない21カ所は令和8年度目途に補修を完了したい」

岡山市の担当者が点字ブロックの修理について報告します。聞いているのは岡山市の操山中学校ボランティア委員会の生徒たちです。中学校の近くには、点字ブロックの発祥の地があり、ボランティア委員会が、記念碑の清掃活動を続けてきました。

2024年度の活動では、ボランティア委員会が中心となって全校で地域の点字ブロックを点検。修理が必要な箇所や危ない場所をまとめました。

◇岡山市長に提言する生徒
「岡山市が視覚障害者にとって快適で安全なまちづくりのリーダーとなるため、点字ブロックの整備を進めていただくとともに、全国にもこのような取り組みを発信してください」

壊れた点字ブロックを修理してほしい。

生徒たちは、岡山市の大森雅夫市長に直接会って提言し、思いを届けました。あれから、7カ月・・・。まちを歩いてみると・・。

◇視覚障害者と歩いて確認
「ここ指摘があった所」
「部分補修している」
「ここが欠けていたりしたんですね」

生徒たちが指摘した壊れた点字ブロックは、視覚障害者を安全に導く黄色い道に変わっていました。

(視覚障害者は…)
「中学生の力って偉大だな、改めて感じた、私たちのためにしてくれてありがとうございます」
「思いもよらないことに気が付いてくれる、それも若い力ならでは」
「黄色の点字ブロックが黄色で私たちが使いやすい道路であってほしいと願っている」

(生徒は…)
「自分たちの力で役に立てるのはすごく素晴らしいこと、改善点を見つけたり、障害者の人たちの声も取り入れていけたら」
「これからも提案して視覚障害者の人たちが暮らしやすい街になってくれたら」

「Q、すごい力だね!すごい力です!」

若い力が、誰もが安心して歩ける岡山の未来を拓く原動力となりました。