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2025.01.31

伝統の速攻で県内無敗 全国8強目指すバスケットボール女子・岡山市立竜操中学校【キラキラアスリート】

岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、2024年12月に行われた、西日本中学生バスケットボール交歓大会・女子の部準優勝の岡山市立竜操中学校(岡山市中区)です。

2024年12月26日から3日間、岡山市南区の岡山市総合文化体育館などで行われたこの大会。西日本の各府県からクラブチームを含む男女各18チームが出場しました。上位4チームで争われる女子決勝リーグには、地元・岡山から3チームが進出しました。このうち、大会2連覇を目指した竜操中学校は大阪府のクラブチームに僅差で敗れ、2勝1敗で準優勝となりました。

互いに2戦2勝で迎えたKONAN WILD TRICKYS(大阪府)との決勝リーグ最終戦。序盤にチャンスを生かしきれなかった竜操中学校は第2クオーター残り1分付近から10番・片山千紘選手(2年)の2本の3ポイントシュートで追い上げ、前半を26対35で折り返します。

後半に入り、身長170センチのセンター・田中菜実選手(2年)のシュートや、7番・中村粋(すい)選手(2年)の3ポイントなどで2点差に迫った竜操中学校は、最終クオーターもマイボールからの速攻、相手のミスに付け入るなどで一時は59対55と逆転に成功します。しかし、残り1分の大事な場面で味方へのパスがカットされ、相手に奪われてしまう痛恨のミス。こぼれ球から相手にシュートを決められ同点に追いつかれた竜操中学校は、土壇場に放ったシュートもリングに嫌われ、63対59で試合を終えました。

竜操中学校は新チームになって以降、備西地区新人優勝、岡山県の新人大会でベスト4を決める大会などで1月31日現在、県内で無敗の成績を維持しています。週7日の練習あるいは試合をこなし、「どこのチームよりもバスケットに打ち込んでいる」と自信を持っています。試合前にはグループLINEで意思疎通を図っているそうです。

今大会で一番輝いていたのが、大会ベスト5にも選出された中村粋選手。「うまくプレーができずに点を重ねることが難しかったけど、今大会で経験したことを生かして、今後もいい選手になれるように頑張る」と、悔しさをにじませましたが、決勝では3ポイントシュート2本を決めたほか、「ディフェンスをよく頑張り、大事な場面で得点を決めた」のがよかったとチーム関係者は話します。

門田萌果主将(2年)は今大会決勝の序盤について「最初の出だしが悪くて得点を追う形になってしまった」と振り返る一方で、優勝まであと一歩の内容ついては「みんなで3ポイントやリバウンドを頑張って追い上げることができた。準優勝という結果を今後の練習に生かして、次の大会までに頑張りたい」と抱負を語りました。

流れがきたときのプレーの強化、簡単なミスをしないという新たなテーマを設定した竜操中学校の皆さん。目標の「全国大会ベスト8」を目指し、スキルアップを図っています。