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2025.01.29

言葉をスムーズに話すことが困難な「吃音」理解や配慮を…教員目指す学生に出前講座【香川】

言葉をスムーズに話すことが困難な「吃音」への理解を深めてもらおうと、教員を目指す学生を対象にした出前講座が1月29日、高松市の香川大学で開かれました。

(出前講座のようす)
「周りの人が吃音をよく理解してくれたらより楽に生きられると思う」

香川大学で開かれた出前講座には、教育学部の学生約180人が参加し、吃音がある人の悩みや経験などを聞きました。吃音とは、言葉の出だしで声が詰まるなど、スムーズに話すのが困難な発話障がいの1つで、日本では100人に1人、約120万人に症状があるとされています。

講座では、伝えたいことを伝えられないことにもどかしさを感じることや、配慮してほしいことは一人一人違うので、それぞれに寄り添い、支えてほしいなどといった話がされました。

(学生)
「緊張している時に症状が出やすいと思っていたが、親しい人に対しても症状が出ることに驚いた」
「どれだけ安心できる場をつくれるかが鍵になると思ったので、これからも忘れず考えていきたい」

(出前講座を主催した古市泰彦さん)
「まずは知ってほしい。それが一番。吃音の人がいたら、話を聞いたり支援したりしてほしい」

主催者は、こうした講座を通して、吃音への理解や配慮を広めたいとしています。