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2025.01.21

金箔や銀箔を挟む箔合紙などに使用…全国の伝統工芸も支える「横野和紙」原料の川ざらし始まる【岡山】

岡山県の伝統工芸品、横野和紙の原料のミツマタを洗う「川ざらし」の作業が津山市で始まりました。

冷たい谷川の清流で黙々と作業に励みます。江戸時代から続く手すき和紙の技術を受け継ぐ上田さん夫婦です。毎年、この時期に始まる「川ざらし」の作業では原料のミツマタのアクや汚れを洗い流します。

冬は水の量が安定し、水が澄んでいることから和紙の品質を高めるということです。2人は約40キロのミツマタを丹念に洗い上げました。

(上田手漉和紙工場 上田康正さん)
「丁寧にする地道な作業。気を付けてやっている。最上級の原料を使って作っているので非常に良い和紙ができると思う。」

川ざらしの作業は月に1回行われ、和紙に仕上げられ、金箔を保護するための「箔合紙」などに使われます。