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2024.10.23

「霜降」の時期来るも霜が下りない温かさの中…国の名勝・衆楽園でマツのこも巻き【岡山・津山市】

10月23日は二十四節気の一つ、霜降です。霜が降り始める頃とされています。国の名勝、津山市の衆楽園ではこの時期の伝統行事「マツのこも巻き」が行われました。

こも巻きはマツの幹にわらで編んだ「こも」を巻き冬眠する虫をおびきよせ、春に巻いた「こも」を取り外して燃やす昔ながらの害虫駆除の方法です。津山市の衆楽園では霜降の時期の風物詩となっています。園内には黒松と赤松が合わせて80本あり、観光協会の職員たちがマツの幹に手際よく「こも」を巻きつけていきました。

(訪れた人は…)
「今年は暑い日が続いて冬が来ないと思ったが、こも巻きを見るとようやく秋が来たと思った」

23日朝の津山市は雨が降り、最低気温は17.1度と例年より8度ほど高く、霜が降りる時期とは思えない暖かさとなりました。衆楽園の「こも巻き」は23日までで、2025年3月の啓蟄のころに「こも焼き」が行われます。