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2024.06.20

規格外野菜をおいしく…煮込みうどんなど手作りの冷凍離乳食で活用!【エコナビ・香川】

瀬戸内のエコな話題をお届けする「エコナビ」です。今回のテーマは「広がる規格外野菜の活用」です。

(森下花音アナウンサー)
「規格外野菜はエコナビに度々登場していますが、どういったものか、覚えていますか?」

(長尾龍希アナウンサー)
「サイズが大きすぎるなどの理由で市場に出回らない野菜のことですよね。」

(中塚美緒アナウンサー)
「味は変わらずもったいないからと、規格外野菜を使うレストランの取り組みなども紹介しましたよね」

(森下花音アナウンサー)
「2人とも合格です!農林水産省によりますと、2022年の野菜の収穫量1284万2000トンに対し、出荷量は1113万7000トン。つまり、収穫されたうち1割以上が、出荷されていない、「規格外の野菜」となり、その多くは廃棄されていると言います。今、この規格外野菜の活用が広がっています。高松市では、離乳食に取り入れているということで、取材しました。」

お口を開けてパクッ。赤ちゃんが食べているのは離乳食です。離乳食は、母乳や育児用ミルク以外から栄養を取り入れ、噛む練習にもなる重要な食事です。実はこの離乳食、冷凍食品で、温めるだけで赤ちゃんに食べさせることができるんです。

(森下花音アナウンサー)
「こちらの冷凍食品は赤ちゃんから幼児を対象にした離乳食、幼児食です。月齢に合わせて食材の大きさや柔らかさを3段階に分けています。」

この冷凍離乳食を作っているのは、高松市にあるmom’s。忙しいパパやママを手助けしたいと3年半前から、手作りの離乳食を冷凍して全国に届ける事業を始めました。

(mom’s たがみまき代表)
「共働きの家庭が多いと聞いている。大人の食事すら作るのが大変な中、赤ちゃんの食事どうしてるんだろうと気になって。手作りで離乳食を作って全国へ届けたいと始めた」

7、8カ月の赤ちゃん向けのツナと野菜のトマト煮。そして香川と言えばやっぱりうどん、こちらは9カ月からが対象の根菜たっぷり味噌煮込みうどんです。どのメニューも旬の野菜を使うことにこだわっています。

(mom’s たがみまき代表)
「離乳食は味付けをほとんどしないので食材の鮮度が味にかなり影響する」

代表のたがみさんは高松市内の農家を度々訪れ、その時季にとれる新鮮な野菜を仕入れていて、規格外の野菜も積極的に取り入れることに決めたと言います。

(mom’s たがみまき代表)
「曲がっていたり、ツルっとしていなかったり。規格外の野菜は見た目だけ問題で味は変わりない。離乳食は細かく刻んで使うので、むしろスーパーに並ばない野菜こそ離乳食に使っていけたら」