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2023.05.22

不登校生に居場所を…ベネッセが学習塾と連携 空き教室を活用した新スクール開校へ【岡山】

2021年の不登校の小学生・中学生の数は約24万5千人と、少子化に反比例して9年連続増加、過去最多となっています。

そんな中、不登校生を取り残さない新たな取り組みが始まります。岡山市のベネッセコーポレーションが、地元の学習塾と連携し、不登校生を対象にした新しいスクールを開校することになりました。

岡山市東区にある学習塾の『山本塾』に6月開校するのが…

(山本塾を運営するキャリアハイ 山本訓生代表)
「ここがメインの教室になる。日中、この教室を使ってみんなで勉強するということをやっていく」

夕方に生徒が集まる学習塾の、昼間の空き教室を活用して開校する『ベネッセオルタナティブスクール』です。

不登校の小中学生が対象で、進研ゼミのタブレット教材を使って、週に2日ずつ塾と自宅で学習し、残り1日は外部の講師による講義などが行われます。

教科書に沿った教材を使い、子供たちの学習履歴をデータとして出力することができるため、学校に出席として認められるよう働きかけられるとしています。

(山本塾を運営するキャリアハイ 山本訓生代表)
「子供たちは素晴らしい個性を持っている。そこを伸ばしてあげたい。それプラス勉強、基礎も必要なので、バランスとりながらサポートしていきたい」

(ベネッセコーポレーション塾・教室事業本部 後藤渉さん)
「まずは、不登校の生徒の居場所作りを進めていきたい。将来的には全県にスクールを、各地域で同じ考え方を持っている教育企業を連携していく展開を考えている」

このオルタナティブスクールは6月1日開校します。