OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2023.04.11

なぜ?世界的な高級ホテル「マリオット」 岡山県北の道の駅近くにオープン 宿泊に特化【岡山・津山市】

レストランは設けず、宿泊に特化した外資系のホテルが、4月11日、津山市の道の駅近くにオープンしました。その狙いとは?

津山市宮尾の「道の駅久米の里」から約100メートル。11日オープンした「フェアフィールド・バイ・マリオット・岡山津山」です。世界的な高級ホテルを運営するアメリカのマリオット・インターナショナルと、住宅メーカー大手の積水ハウスが、道の駅を拠点にして地域の活性化を図ろうと手がけたもので、岡山県では真庭市蒜山での開業に続き、2軒目です。

■ホテルの特徴は「館内にレストランがない宿泊特化型」

宿泊客には道の駅や地元の飲食店を利用してもらい、地域の人と交流しながら津山の魅力に触れてほしいとしています。

(奥原怜奈記者)
「道の駅で購入した地元のグルメは、ホテルのこちらのスペースで食べることができます」

ホテルには、テーブルが用意されたコミュニティスペースがあり、誰でも利用できるほか、78ある客室は温かみのある心地よい空間を意識したシンプルな作りとなっています。宿泊料金は1泊、1万4520円から。岡山県産の食材を詰め込んだ「朝食ボックス」付きの宿泊プランもあるということです。

(マリオット・インターナショナル 日本・グアム担当 カール・ハドソン代表)
「私たちが開業した道の駅近くのホテルには、それぞれユニークな要素がある。歴史があり、食文化やおいしい飲み物がある。地域の皆さんの営みがある。それがまとまって、大きな魅力になっている」

ホテルでは今後、津山市を巡るツアーも予定していて、津山市を拠点に岡山県北の魅力を発信し、国の内外からの観光客誘致を目指します。