OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2023.03.17

「そろそろ我慢の限界」看護師らの労働組合がストライキ コロナ禍で処遇改善などを訴え【香川】

大企業で相次ぐ賃上げは、コロナ禍を支える地方の医療現場にも及ぶのでしょうか。香川県の医療従事者らでつくる労働組合がストライキを行い、処遇の改善を訴えました。

(ストライキの様子)
「そろそろ我慢の限界。国の責任において根本的な処遇改善を強く求める」

ストライキを行ったのは、約500人の組合員で作る香川民医連労働組合です。

看護師ら15人が、コロナ禍でのハードな勤務状況や、病院の規模や雇用形態で異なっている処遇など、医療従事者が置かれた現状を訴えました。

春闘では、医療の質と人員の確保に向け、物価高騰に見合う賃上げを要求していますが、もはや企業努力だけでは太刀打ちできないとして、国や自治体の支援を求めています。

(香川民医連労働組合 井下庸祐執行委員長)
「ぎりぎりの人員でやりくりしている、その中で一人一人の善意で働く、中小病院が地域住民の命を支えている。そこに注目してほしい」

香川民医連は、県や高松市に対し、独自の処遇改善手当の支給などを求めて陳情するということです。