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どちらに逃げればいい?「避難場所」と「避難所」 津波が迫った時は…【備えのツボ 岡山香川】

2023.03.02

どちらに逃げればいい?「避難場所」と「避難所」 津波が迫った時は…【備えのツボ 岡山香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す、備えのツボです。101回目は、災害時に向かう避難先の種類を押さえましょう。

(防災士 新田俊介記者)
「今回のポイントは『避難場所』と『避難所』です。津波が迫っている時、どちらに逃げればいいでしょうか?」

 ・・・・・正解は『避難場所』です」
ツボ2
避難場所と避難所、字にすると1文字の違いですが、意味は違います。
ツボ3
避難場所は津波や土砂災害など、危険が切迫した状況で身を守るため避難する場所。
ツボ4
一方、避難所は災害により自宅で過ごせなくなった時、一定期間、避難生活を送る場所です。
ツボ5
避難場所と避難所の把握に役立つのが、自治体が発行するハザードマップです。
ツボ6
例えば、玉野市の津波ハザードマップでは、避難場所、避難所それぞれが地図上にピクトグラムで示されています。

そして、ここで1つ注意点。
ツボ7
避難場所と避難所の違いを理解しておかないと、避難所の中には高さが低く、津波からの避難に適さない建物もありますので、気を付けましょう。

12年前の東日本大震災では、避難場所と避難所が必ずしも明確に区別されておらず、被害拡大の一因になったとされています。

そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。
ツボ8
いざという時にどこに逃げるのか、災害ごとにハザードマップを確認し、避難の仕方や避難先について家族で話し合っておきましょう。避難行動を判断するのは、私達自身なのです。