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2023.01.12

「最大震度7」の恐れも 南海トラフ巨大地震が起きたら…今できることは?【備えのツボ 岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。92回目の今回は、いつ起きてもおかしくない「南海トラフ巨大地震」の被害想定を、年の初めにおさらいしておきましょう。

(防災士・新田俊介)
「穏やかな瀬戸内海沿岸でも、津波や液状化の被害は想定されています。決して、人ごとではありません」

■迫るタイムリミット

激しい揺れや液状化が発生し、岡山、香川で104人が犠牲となった昭和南海地震。発生した1946年からは、今年で77年です。過去の南海トラフを震源とする地震で発生周期が最も短かったものは90年。次の地震は確実に迫っています。
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■被害想定を知る
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南海トラフ巨大地震で想定される最大震度は香川県で震度7、岡山県で震度6強です。
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このうち、揺れが最も小さいとされている岡山県北の4つの町と村でも震度5弱。決して、甘く見てはいけない揺れです。
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津波は地震発生から1時間半後以降に次々と到達。
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揺れや津波で岡山県では最大3111人、香川県では最大6200人の死者が想定されています。
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また、断水が影響する人は岡山県で約130万人、香川県で約76万人で、香川では約8割の人が当事者になる計算です。
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そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。

ハザードマップの復習や水の備蓄、非常持ち出し品のチェック。一つ一つを着実にすることが、減災につながります。新しい年の始まりに、備えもアップデートしましょう。
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