新型コロナで運休していた高松空港の香港線が、予定通り１月２２日からチャーター運航を始めることになりました。県内の観光活性化に期待が高まる一方、感染の拡大が懸念されます。

チャーター運航によるツアーを企画する香港の会社の代表が、１月１０日、香川県の池田知事を表敬訪問し、ツアーの開始を報告しました。

ツアーはインバウンド客向けで、香港の春節に合わせて１月２２日に始まります。香港では円安を追い風に買い物熱が高まっていて、４月までの運航で予約率７割を目指します。

（ＥＧＬツアーズ　袁 文英主席）
「香川県は商店街がこんなに素晴らしいと思わなかった。（香港の人にとって）のんびり散歩し、食べ歩きし、買い物も一つの幸せ」

中国本土では、政策の転換で感染が急拡大していて、１２月決まったばかりの香港線の運航も一時、不透明な状況でした。そうした中、池田知事は国に運航を求めていて、国は先週、感染状況が落ち着く香港との運航を認めました。

（香川県　池田豊人知事）
「交流の拡大を通じ、経済活性化に大きくつながる」

一方、さらなる感染拡大も懸念されていて、池田知事は、ツアー会社に対策を求めたほか、外国人向けに感染防止対策を知らせる掲示を強化するとしています。