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2022.11.17

2年ぶり“軽タイプ商用EV”一般販売再開 軽EV受注は予想の2倍に…【岡山】

脱炭素化への取り組みが進む中、三菱自動車は、来週から2年ぶりに軽タイプの商用EVの一般販売を再開します。関連企業をはじめとした地元経済の活性化に期待がかかります。

11月24日から一般販売が再開されるのは、軽商用EV、「ミニキャブミーブ」です。

すべて水島製作所で生産され、1回の充電で走行できるのは133キロ。補助金を使えば約200万円で購入できます。

2011年に発売されたこの車は、2020年度までに約9300台が販売されましたが、需要の落ち込みのため2021年3月、生産を終えていました。

しかし、世界的に脱炭素化への取り組みが進み、企業や自治体などからの引き合いが増えてきたことから、販売再開が決まりました。

(三菱自動車水島製作所 浜崎 憲所長)
「世の中がカーボンニュートラルということで、後押ししてくれる。この車がまた目に触れて喜んでもらえるのではないか。非常にうれしく思って期待している」

水島製作所では、三菱と日産が共同開発し、2022年6月に発売された軽EVも生産されていて、受注が予想の2倍近い約7000台に上るなど、軽EVの好調が続いています。

(三菱自動車水島製作所 浜崎 憲所長)
「(販売再開は)社員に対しても 非常にうれしい気持ちで、取引先にとってもうれしいこと。これを販売することで、地域の人に喜んでもらえる」

三菱自動車は「ミニキャブミーブ」の生産について、毎月、約400台を目標にしています。