任期満了に伴う香川県知事選挙が８月１１日告示され、新人２人が立候補しました。

香川県知事選に立候補したのは、いずれも無所属、新人で、共産党香川県委員長の中谷浩一さん（６１）、自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党が推薦する元国土交通省の道路局長、池田豊人さん（６１）の２人です。

中谷さんは１１日朝、高松市中心部で街宣車に乗って第一声を上げました。

（中谷浩一候補　６１　無・新）
「命と暮らしを守る県政、 将来明るい展望を作る県政をつくらせてほしい。県政の主役は皆さん。皆さんと一緒に、希望の持てる県政をつくるため、暑い中だが力いっぱい頑張る。一票一票広げてもらい、県知事に中谷浩一を押し上げてほしい」

一方、池田さんは新型コロナに感染し、療養しているため、オンラインであいさつしました。

（池田豊人候補　６１　無・新）
「豊かな県土、恵まれた気候、そして人材。これらをフルに活用して、より発展し、大平元首相の掲げた田園都市国家をけん引する香川県にしたい」

今回は、３期務めた現職の浜田恵造知事が退任することから、１２年ぶりに新しい県政のトップを決める選挙です。

第７波の収束が見通せない新型コロナ対策に加え、人口減少対策や経済活性化などが喫緊の課題となっています。

また、浜田知事が進めた瀬戸内国際芸術祭やうどん県ＰＲキャンペーンなど、観光振興も大きな争点です。

香川県知事選は、８月２８日に投票が行われ、即日開票されます。