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第7波で急増「子どもの感染」 小児医療の最前線は…張り詰めた緊張感続く【岡山・香川】

2022.08.01

第7波で急増「子どもの感染」 小児医療の最前線は…張り詰めた緊張感続く【岡山・香川】

感染の第7波で感染者の大きな割合を占めてきたのが子供です。岡山市の小児科にも連日、多くの人が検査に訪れ、スタッフが対応に追われています。

午後の診察時間を迎えると、駐車場は、あっという間に埋まっていきます。岡山市南区の小児科、すこやかこどもクリニックです。

(すこやかこどもクリニック 江口直宏院長)
「第6波が終わらないうちに第7波に突入してしまった。患者が週単位で倍増するような増加なので、今までとは様相が変わってきた」

岡山県内の感染者の年代を週ごとに見ると、10歳未満の占める割合が最も多い状況が続いています。クリニックでも、7月の3連休明けから患者が増え始め、今は連日、30人から40人が検査のため来院。先週1週間では50人が陽性と判定されました。

(すこやかこどもクリニック 江口直宏院長)
「患者の数が多いと丁寧な問診にかける時間がどうしても減ってしまう。今年(2022年)は夏風邪や他の感染症も多いので、それが混乱に拍車をかけている」

一方で、子供の症状は発熱やのどの痛み、せきなどで重症化の割合は低く、江口院長は冷静な受診を呼び掛けています。

(すこやかこどもクリニック 江口直宏院長)
「先週からきょう(8月1日)までを見てみると、まだピークアウトするタイミングではない。この1~2週間ぐらいが大変な時期だろう」

第7波の真っただ中ともいえる感染拡大。子供たちの命を守る小児医療の現場は、張り詰めた緊張感の中での日々が続いています。