2022.07.07
【備えのツボ】逃げ遅れを防ぐヒント「カギは3つの助」西日本豪雨から学ぶ【岡山・香川】
備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボ。西日本豪雨で課題となった避難について、逃げ遅れを防ぐヒントを探ります。
(防災士 小林宏典記者)
「西日本豪雨では、地域の避難所に多くの人が避難しました。実際、避難行動に駆り立てたものはいったい何なのでしょうか」
■「めざせ逃げ遅れゼロ」
西日本豪雨では、大雨特別警報や避難指示など、様々な災害情報が出されました。にも関わらず、逃げ遅れて救助される人が相次ぎ、避難を促すことの難しさが浮き彫りとなりました。
■「カギは3つの助」
備えの基本は自分の身は自分で守る「自助」、次に互いに助け合う「共助」、そして国や自治体の助け、「公助」です。
この3つが意識を変えるカギになる、そう思わせるアンケートがあります。
倉敷市が西日本豪雨で避難した真備町の人に避難の理由を聞いたところ、上位3つは「自宅が危険と感じた」、「避難を促された」、「避難情報に従った」となりました。
1番目は自分で身を守った「自助」、2番目が周囲に助けられた「共助」、3番目が「公助」に当てはまります。
つまり西日本豪雨で実際に避難した人は、この自助、共助、公助を実践した人にほかなりません。
この3つの意識が広がり、実践する人が増えれば、避難行動への意識も根付いていくはずです。
そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。自助、共助、公助を実践し、逃げ遅れゼロへ。まずは自分が率先して避難する人に。そして、誰かの避難も後押しできる人になりませんか。
(防災士 小林宏典記者)
「西日本豪雨では、地域の避難所に多くの人が避難しました。実際、避難行動に駆り立てたものはいったい何なのでしょうか」





倉敷市が西日本豪雨で避難した真備町の人に避難の理由を聞いたところ、上位3つは「自宅が危険と感じた」、「避難を促された」、「避難情報に従った」となりました。
1番目は自分で身を守った「自助」、2番目が周囲に助けられた「共助」、3番目が「公助」に当てはまります。

この3つの意識が広がり、実践する人が増えれば、避難行動への意識も根付いていくはずです。

