2022.07.05
【備えのツボ】西日本豪雨で課題に 避難行動のツボとは 「選択!垂直か水平か」【岡山・香川】
備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボ。西日本豪雨で課題となった避難行動のツボを押さえます。避難の参考になるある数字を紹介します。
(防災士 小林宏典記者)
「棒の先端の高さは3mあります。一戸建て住宅では、この3mを境に、避難行動の考え方が変わってくるのをご存知ですか」 ■「選択!垂直か水平か」 西日本豪雨の際、倉敷市真備町の浸水の深さは最大5メートルにも及びました。一戸建て住宅は2階の屋根まで浸水し、屋内の高い場所に移動する垂直避難は機能しませんでした。 ■「浸水深で導く避難方法」
避難方法を考える時に参考になるのは、浸水の深さと住まいの高さです。避難の基本は、時間にゆとりを持って、安全な場所に移動する水平避難ですが、外に出ると危険な場合や危険が迫っている時は、屋内で高い所に移動する垂直避難も選択肢です。 しかし、西日本豪雨の様に、浸水が3メートルを超えると、一戸建ての住宅は2階も浸水するため、水平避難するしか選択肢はありません。 まずはハザードマップで浸水の深さを確認しましょう。 浸水3メートル未満なら2階に避難できますが、その場合は、水や食料、トイレ環境が確保でき、浸水が収まるまで耐えられるかが判断のポイントです。 そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。避難方法は、浸水の深さと住まいから導くことができます。自分にとってどんな避難が最善で、どんな準備が必要か、いま一度、見直してください。
(防災士 小林宏典記者)
「棒の先端の高さは3mあります。一戸建て住宅では、この3mを境に、避難行動の考え方が変わってくるのをご存知ですか」 ■「選択!垂直か水平か」 西日本豪雨の際、倉敷市真備町の浸水の深さは最大5メートルにも及びました。一戸建て住宅は2階の屋根まで浸水し、屋内の高い場所に移動する垂直避難は機能しませんでした。 ■「浸水深で導く避難方法」
避難方法を考える時に参考になるのは、浸水の深さと住まいの高さです。避難の基本は、時間にゆとりを持って、安全な場所に移動する水平避難ですが、外に出ると危険な場合や危険が迫っている時は、屋内で高い所に移動する垂直避難も選択肢です。 しかし、西日本豪雨の様に、浸水が3メートルを超えると、一戸建ての住宅は2階も浸水するため、水平避難するしか選択肢はありません。 まずはハザードマップで浸水の深さを確認しましょう。 浸水3メートル未満なら2階に避難できますが、その場合は、水や食料、トイレ環境が確保でき、浸水が収まるまで耐えられるかが判断のポイントです。 そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。避難方法は、浸水の深さと住まいから導くことができます。自分にとってどんな避難が最善で、どんな準備が必要か、いま一度、見直してください。