高知県の早明浦ダムの水位低下に伴い９年ぶりに香川用水の第３次取水制限が始まりました。

早明浦ダムの貯水率は７月２日午前９時現在で３０．４％と平年を６０ポイント近く下回っていて、２日、９年ぶりに香川用水への供給量を５０％削減する第３次取水制限が始まりました。

これに伴って渇水用の調整池、三豊市の宝山湖では供給量の削減よる不足を補うため１日３万９０００トンの水の供給を始めました。また、県内５つの市と町は圧力を下げ水の量を減らす減圧給水を行っています。

（香川用水管理所　薮田和也副所長）
「水は限られた資源、一人一人の節水の意識が大事になってくると思う」

来週には台風の接近が予想されていますが、このまま雨が降らなければ７月中旬にも早明浦ダムの貯水率はゼロになる見通しで、県では県民に節水を呼びかけています。