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2022.05.19

「姫新線・因美線も議論を」存廃を含めたあり方を…赤字ローカル線問題 JR西日本【岡山】

赤字ローカル線を巡る問題です。JR西日本岡山支社は、5月19日、すでに沿線の自治体に存廃を含めたあり方の協議開始を提案している芸備線に加え、姫新線と因美線についても協議を始めたい考えを示しました。

(JR西日本岡山支社 平島道孝支社長)
「多くの人を一度に拠点から拠点へ運ぶ 鉄道の特性が発揮しえていない。芸備線も姫新線、因美線も同じスタンス」

5月19日の定例会見で、JR西日本岡山支社の平島道孝支社長は、このように述べ、岡山県北部を走る姫新線と因美線についても存廃を含め、あらゆる可能性を排除せず、沿線の自治体とあり方の協議を始めたい考えを示しました。

順次、自治体への申し入れを行っているということです。

JRが4月公表した路線別の収支で、姫新線では100円の収入を得るために約1750円、因美線では約2200円かかっている厳しい現状が明らかになっていました。

(JR西日本岡山支社 平島道孝支社長)
「持続的な公共交通体系のあり方を ちゃんと議論することが地域の皆様のためにもなるし、鉄道の再生を託されて発足した会社として、責任ある態度だと思っている」

赤字ローカル線を巡っては、18日、中国地方知事会が国に対し、JRへの経営支援などを求める特別要望を採択していて、今後、議論は加速しそうです。