梅雨の時期を前に、モコモコの毛をまとうヒツジも衣替えの季節です。

畜産を学ぶ岡山市の高校生が、５月１１日、ヒツジの毛刈りを体験しました。

ヒツジの毛刈りを体験したのは、岡山市東区の瀬戸南高校で畜産を学ぶ３年生１８人です。

ヒツジは、毛が自然に抜けないため、暑さで弱らないよう毎年この時期に毛を刈り取っています。

生徒が毛を刈るのは、赤磐市のドイツの森からきた約６０キロのオスのヒツジ。飼育員と一緒に皮膚を傷つけないよう、しっかりと押さえながらバリカンで慎重に刈っていきました。

１頭から取れる毛は、約５キロ。１時間ほどで涼しげな姿になりました。

（体験した生徒は…）
「大変だった。あんなに暴れると思わなかった」
「刃を通してみたら毛が柔らかくて軽かった」
「教科書だとあまり分からなかったが、よっぽど難しいということが分かった」

刈られた毛は、毛糸にしてセーターなどに加工される予定です。