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2022.03.02

24時間365日いつでもエコステーション 住民が運営 個別に回収も【岡山・岡山市】

リサイクルを促進する取り組みです。

岡山市のある町内会が、24時間いつでもダンボールなどの資源化物を持ち込める施設を整備し、その活動が注目されています。

750世帯2300人ほどが暮らす岡山市北区津高台です。

地域の集会所の敷地内に、『365日いつでもエコステーション』と名付けた資源化物を持ち込めるスペースがあります。

(住民は…)
「家にある程度たまったら 持って来ている」
「自分のペースで持って来られるので とても便利」

これは、津高台の町内会が、2020年に設置したもので、住民が運営しています。

(津高台町内会 今岡功一会長)
「3年前までは業者に委託していたが、その業者が倒産。それでボランティアが集まり、その際に資源ごみが、ほとんど燃えるごみとして出されていて、これはもったいないと」

回収した資源化物は、リサイクル業者に引き渡し、収益は、設備の維持管理やスタッフの人件費などにあてられます。

さらに、月に1度、全世帯を回って資源化物を回収する日を設けていて、足の不自由な高齢者などからも好評だといいます。

(津高台町内会 今岡功一会長)
「青年部や子供会の方々が手伝ってくれて、回収している」

町内会やPTAなどで資源化物の集団回収を行っている団体は、岡山市内で850以上登録されていますが、津高台町内会のように24時間対応したり、個別に回収するなどの取り組みは珍しく、2021年、「おかやま協働のまちづくり賞」を受賞しました。

(津高台町内会 今岡功一会長)
「缶やペットボトルの中を洗って出してくれたり、丁寧な出し方をしてくれる人が増えた。津高台には小学生が150人いるので、分別含め教育していくのも非常に大切だと思う」

津高台町内会の取り組みは、リサイクルへの意識向上に加え、次の世代への教育にも一役買っていると言えそうです。