岡山県内で２０２２年に入り、「還付金が戻る」と嘘をつきＡＴＭに行かせて金をだまし取る特殊詐欺が急増し、県警が注意を呼び掛けています。

岡山県警によりますと、県内では２０２２年に入ってから１月２４日までに、特殊詐欺の認知件数が１５件、被害額は約１５００万円で、ともに前年の同じ時期に比べて増加しています。

このうち、電話で「還付金が戻る」と嘘をつきＡＴＭに行かせて金をだまし取る”還付金詐欺”が９件、被害額約８３０万円と、ともに最も多くなっています。

還付金詐欺の被害者はすべて女性で６５歳から６９歳の高齢者でした。

還付金詐欺とみられる電話の認知件数は６０件で、前年の同じ時期と比べて大幅に増えていて、県警は、「還付金詐欺の犯人はＡＴＭの操作方法を携帯電話で具体的に指示してくる。ＡＴＭを操作しても還付金を受け取ることはできないので注意してほしい。」と呼び掛けています。