備前市日生地区の名物、カキ入りのお好み焼き「カキオコ」が、２６日、誕生から２０周年を迎えました。地元では、記念メニューを販売するなどお祝いムードに包まれています。

キャベツがたっぷり入った生地の上に大きなカキがゴロリと６個。

２６日、２０周年を迎えた備前市日生地区のご当地グルメ、「カキオコ」です。全国的にも抜群の知名度を誇っています。

（客は…）
「おいしいです。ふわふわ。」「新鮮」

（カキオコ屋暖里　中村智浩さん）
「岡山のご当地グルメとして知名度も上がって、いまだに活動できているのはありがたい。」

この店では２０周年を記念して、事前にチケットを購入した人を対象に、串焼きとカキフライをセットにした特別メニューを販売しています。

ご当地グルメの祭典Ｂー１グランプリで、一躍、全国区になったカキオコ。きっかけは、たまたま日生地区でカキ入りのお好み焼きを食べた岡山県職員の男性が、その味に感動し２０年前の１月２６日、日生カキお好み焼き研究会を立ち上げ、ＰＲを始めたことでした。

（カキオコ屋暖里　中村智浩さん）
「Ｂ１グランプリのお陰で全国的な知名度が一気にあがった。僕らが会場入りしたのが６時半くらいだったけど、もうお客さんが行列を作ってくれていた。もともと同業種は基本的に商売敵なのでなかなか集まって何かをすることは無い。すごく横のつながりができたと思う。」

今や地元には無くてはならない観光資源となったカキオコ。ＪＲ日生駅には記念の横断幕を飾り、観光協会では日生地区の１４店舗で使える割引クーポンを発行するなど、地域をあげて２０周年を祝っています。

（備前観光協会　村上裕子さん）
「町内にたくさんお好み焼きの店舗があるので、割引券を使って今まで行ったことない店舗にも足を運んで頂きたい。」

記念キャンペーンは３月末まで行われるということです。