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感染者が“全国で1番”多い…人口10万人あたり「なぜ?」第6波?対策は? 専門家に聞く【岡山】

2021.11.15

感染者が“全国で1番”多い…人口10万人あたり「なぜ?」第6波?対策は? 専門家に聞く【岡山】

岡山県は、人口10万人あたりの新型コロナの感染者数が全国ワーストとなっています。

感染の再拡大が懸念されるなか、第6波にどう備えればいいのか?専門家に聞きました。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「第6波、明らかにもうきている」

感染症に詳しい関西福祉大学の勝田吉彰教授は、感染再拡大を懸念しています。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「下がり傾向はいったん打ち切りで、横ばい。すでに気温・湿度が下がったヨーロッパで増えている。そこに追い付いていくのだろう」

岡山県のステージ判断は「1」に据え置かれているものの、10万人当たりの新規感染者数は、全国ワーストになりました。

厚生労働省によりますと、11月2日から8日までの1週間は、岡山県で4.55人と47都道府県で最多です。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「どこかでクラスターが一発できる。どこかの施設10人となれば、一度に日本一になってしまう」

11月4日に発表された高校でのクラスターが原因とみられますが、状況は全国どこも同じで、油断はできません。

勝田教授は、特に政府が進める3回目のワクチン接種の有効性を訴えます。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「来月から医療従事者に。年を越してからまずは高齢者。リスクの高い人から。メリットは明らかにある。抗体がいったん低下したところで、刺激をして加える。低下した状態では感染する。血糖値や血圧が高い人、中高年でこれまで一度でも定期健康診断で何か言われた人は受けてください」

第6波に備えるためには…

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「私たちがこれまでやってきた地道な対策を、継続して確実にしていく。マスク・手洗い・換気をしっかりしてほしい。キーワードとして“かみかみ”と唱えてほしい。換気・密集・会話・みんなで防ごう。 “かみかみ”ですね。第6波この冬を乗り切っていきたい」